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監修「まつもと歯科」
診療時間 | 9:30-13:30/14:30-19:30(月/木) 9:30-13:30/14:30-18:00(火/金/土) |
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休診日 | 水曜・日曜・祝日 |
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インプラントの特徴は、天然の歯と同じような構造であり、自分の歯と変わらない感覚で噛むことが出来ることです。また、入れ歯やブリッジとは異なり、単独で機能するので他の歯に負担をかけません。
こういった「自分の歯と同じように噛める」「残っている歯に負担をかけない」といった大きなメリットと技術進展が重なり、インプラント治療は、ここ数年で目覚しく普及しました。しかし、それと共にインプラント治療後のトラブルも増加傾向にあります。その原因の一つがインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、インプラント治療後に生じる歯周病に似た疾患です。天然歯と同様に、進行していくと、インプラントを支える顎の骨が溶けていき、最終的にはインプラント自体が抜け落ちてしまいます。
天然歯における歯周病とは異なり、見た目の炎症が弱く、歯の揺れが出にくいために、自覚症状が乏しいのが特徴です。これは、天然歯とインプラントの歯槽骨(歯を支える顎の骨)に対する結合様式の違いが原因しています。
歯と歯を支える歯槽骨は、直接に結合しているわけではなく、歯根膜と呼ばれるコラーゲン線維によってつなぎとめられています。この歯根膜は、歯と歯槽骨との間だけではなく、歯と歯肉の間にも存在し、歯周病の原因である細菌の侵入を防ぐバリアとしての役割を果たしています。
それに対して、インプラントと歯槽骨は、直接結合しており、歯根膜が存在しません。細菌の侵入を防ぐバリアとしての歯根膜が存在しないため、病気の進行が速くなってしまうことがあるのです。したがって、治療後はインプラント周囲炎にならないためのメンテナンス(歯科医院でのプロフェッショナルケアとご自身でのセルフケア)がとても重要になります。
歯科医院で受けるプロフェッショナルケアは、インプラントの状態、歯肉の状態、噛み合わせのバランスなどをチェックするとともに、歯科衛生士による口腔内全体のクリーニングを行いますので、虫歯や歯周病の予防にもなります。
当院では、患者様の口腔内状態に応じて3ヶ月に1回のプロフェッショナルケアを推奨しています。インプラントのメンテナンスは、治療を受けた歯科医院で受診するのがベストです。
なぜなら、インプラントの術式、残存歯の状態、骨の状態、歯肉の状態、咬み合わせのバランスなど、インプラント治療を通じて蓄積したお口の健康データを、治療を実施した歯科医師が一番理解しているからです。
インプラントは、天然の歯と比べると歯根が細いので、歯肉との境目に段差が生じて、汚れが溜まりやすくなります。毎日ブラッシングしていても、自己流のブラッシングではきちんと磨けていない場合があります。口腔内状態にあったブラッシング指導を受けて、正しいセルフケアを身につけましょう。